PS2版雷電Ⅲ 開発スタッフインタビュー   チーフプログラマ:茶谷 氏


-開発中一番苦労された事は?
とにかく本物にどれだけ近づけるかという部分にこだわりました。
移植度の高さは、みなさんに満足してもらえるレベルに達していると思います。
30FPSなんてもってのほか、処理落ちも一切しません。
その上で、オリジナルに限りなく近いビジュアルが再現できました。
みなさんが研究を重ねて作り上げた攻略パターンもばっちり通用します。
たくさんのスタッフやプレイヤーのアドバイスにより、画面解像度を除き
ほぼ完全な移植を果たしたPS2版雷電IIIを見事ここに誕生させることができました。
-開発中一番嬉しかった事は?
雷電IIIの移植という大変に責任のある役を授かったことが、やはり一番嬉しかったことです。
オリジナル版開発作業も含めたその間というものは、それこそ寝ても覚めても
雷電IIIのプログラムで頭がいっぱいだった訳ですが、
移植に関する技術的な問題を解決するたびに、自宅でひっそりプチパーティを開催していました。
-おすすめのウエポンは?
体を強ばらせながら必死になって敵弾をよけているその間も 、
しらないうち雑魚一掃の大活躍をしてくれている、
そんなバルカンとホーミングミサイルが最初はお勧めですが、
うまく手なずけることさえできれば、
プロトンレーザーとレーダーミサイルは最強の武器になります。
-PS2版雷電Ⅲのセールスポイントは?
移植の完成度もさることながら、
やはり盛りだくさんの家庭用オリジナルフィーチャーの数々です。
ボスラッシュでは途切れることのない緊張感を味わえ、
スコアアタックではフラッシュショットを極めていくことができます。
ショットを一切撃たずに赤い車や戦車の動きをじっくり堪能するというのも
家庭用ならではの楽しみです。
そして戦い疲れたときはギャラリーでME02(ファイティングサンダー)の雄姿を眺めてください。
1つのコントローラーを使ってのダブルプレイという家庭用シューティングゲーム初の
おもしろいシステムも用意されています。
そんな家庭用オリジナルフィーチャーの中でも特におすすめなのは、
なんといってもトッププレイヤーが全面通して魅せる(収録時)全一プレイ!
これを観るためだけでも購入する価値は十分あります。
-最後にお客様にメッセージをどうぞ!
巨額の費用と膨大な時間をかけた超大作というわけではもちろんありませんが、
縦シュー好きの職人たちが丹誠込めて作り上げた、
燻し銀の魅力あふれるものに仕上がっています。
ぜひみなさんの思い出の一本として末永く遊んでください。