PS2版雷電Ⅲ 開発スタッフインタビュー  デザイナー:酒井氏


-開発中一番苦労された事は?
雷電Ⅲはとにかく登場する機体の種類が多いのが特徴だったので、
デザイナーサイドでは、これをいかに入れ込むかが一番の難関でしたね。
容量の都合上アーケード版を、そのまま詰め込もうとすると
あっという間にメモリがパンクしてしまう。
見た目そのままにいかに容量を削減するか!この課題をクリアするためにも
マスターアップギリギリまで手を入れ続けました。
最終的には社内でも、アーケード版と見分けがつかないスタッフが出るくらい
完成度は高くなっていますよ。
-開発中一番嬉しかった事は?
やはり最初に制作したステージが問題なく動いた時です。
それまではとにかく不安でいっぱいでしたからね、とにかく嬉しかったですよ~。
「これなら完全移植可能だ!」と確信できたわけですから開発中一番の
ターニングポイントと言えるでしょうね。
-開発中のおもしろエピソードなどございますか?
プレイしていただくとわかるのですが、7面に中ボスとして顔面砲台が出てくるんですよ。
開発中こっそりとその顔面のテクスチャーをある開発スタッフの顔に変えてみたのですが、
テストプレイ中、誰一人としてそのことに気付いてくれなかったんですよ。
私としては気付いてくれなくてかなりショックでしたが、それ以上に不思議でしたね。
あまりにも溶け込みすぎていて違和感なかったのかな?
-おすすめのウエポンは?
もちろん初登場のプロトンレーザーですよ!
私の場合はどんな状況下でも、とにかくプロトンレーザーで突き進んでます。
なぎ払うようなあの独特の操作感覚は慣れると病み付きになりますよ。
騙されたと思って使ってみてください。(笑)
-PS2版雷電Ⅲのセールスポイントは?
もちろん全てですが(笑)ダブルプレイモードは熱いですよ!
コントローラ1つで2機操るのはかなり爽快。
友達同士はもちろんのこと恋人同士でプレイすれば更に愛情が深まること間違いなし♪

そして戦いに疲れたらギャラリーモードも是非、ご覧下さい。
登場メカの初期案なども収録されていますので、実際に登場したものと見比べたりするのも
面白いと思いますよ。
-最後にお客様にメッセージをどうぞ!
PS2版雷電Ⅲは家庭用ならではのオマケ要素も充実しているのは
もちろんの事、肝心なゲーム本編部分も抜群の完成度で、
ゲームセンターでやり込んでいた方も、初めてプレイする方も、
大満足の出来に仕上がっております。
是非是非、一家に一枚!
いや一枚と言わず二枚、三枚いかがでしょうか?